電気工事士として現場で作業をしていると、ケーブルの結束作業や捕縛作業は頻繁に行う作業だと思います。
この結束作業は意外に多くの時間を使っています。
沢山の種類の材料がありますので各現場にあった材料が見つかればと思い、使い勝手とコスト面からオススメを紹介致します。
ビニールバインド線 太さ1.2mm
300mで2000円程なのでコスト面でもダントツかと思います。
電気工事だと主流のバインド線。1.2mmを使用している感じは結構硬いので、cvtケーブルなど太めのケーブルを縛るには最適かと思います。二十天井内でよく使用します。
バインド線を切った後の切り口は尖るので、人が触れたりする所では、まるめたりビニールテープで巻いたりと処理が必要です。
Fケーブル程の太さのケーブルを縛る場合は、0.9mmがおすすめです。
きつく縛りすぎるとケーブルに食い込んでしまうので注意が必要です。
結束テープ
ビニールテープよりはがれにくいのでおすすめです。
現場でもよくビニールテープを使用してケーブルを縛っているのをみかけますが、時間がたちはがれてきているのをみかけます。
結束テープは結束専用のテープで、ノリ残りが少なく耐候性にすぐれています。値段もビニールテープと変わりません。
ケーブル縛り紐
縛り方を覚えれば頑丈ですし、バインド線よりケーブルに食い込まみません。
ラックなどでよく使用します。
組紐なので縛りやすくほつれにくく、耐候性 耐久性に優れているので外部で使用している現場などもよくあります。
200mで3000円程なのでバインド線よりは少し高めです。
作業スピードで考えるとバインド線を使用した方が早いですが、紐の方が緩まないので垂直ラック上のケーブルの結束など重要な箇所は紐を使用した方が良いと思います。
結束バンド
作業スピードも速く緩みません。
コスト面では、バインド線と比べると少し高めとなります。余ったバンドを切り落とした切り口は尖るので。面で切るなど注意が必要です。
サイズ 太さ 使用場所によって種類も色々とあります。食品工場などの作業では、鉄で検知可能な結束バンドなどもあります。
ヘラマンタイトン エンドレスタイ
特許技術のあや目の加工が表面にされていて滑りにくく作業しやすいです。
結束バンドのリールタイプでおすすめです。
ヘッドとリールがあり好きな長さにカット出来て、無駄なく使えます。
100m巻きと15m巻きがあり100mで1万円ほどです。
エンドレスタイ用の推奨工具
今まで電工さんそれぞれの経験と勘で縛っていた結束バンドも、力が均一になり施工品質が一定になります。現場担当者の観点からするととてもいい商品だと思います。職人としても片手で切れたりと便利な工具です
マジックテープバンド(MGT)
脱着可能なマジックテープタイプのバンドです。
柔らかいため強く使ってもケーブルを痛めません。
自分はよく、OAコンセントや事務所のLANケーブルを縛るのに使用しています。こういうので綺麗に縛るだけでも結構喜んでいただいています。
家庭でも使えます。
見た目もよくおススメです。
このようにいろいろ材料がありますが、用途 環境 コスト 作業効率を考慮してベストな材料が分かればと思います。
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