非常灯

 

 

今回は非常灯について紹介します。

 

 

 

 

 

非常灯とは?

 

建物内で火災などで停電が起きた際に、避難できるように自動的に照明が点灯する防災設備の事です。

 

 

 

 

不特定多数の人が出入りする建物や、面積の大きな建物では停電時に安全に避難出来るように非常灯の設置が義務つけられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

非常灯の設置場所の条件

出典:J-WORKS

 

 

 

 

  1. 窓のない居室を有する建築物。
  2. 延べ面積が1000㎡を超える建築物。
  3. 特殊建築物。
  4. 階数が3階以上で延床面積が500㎡を超える建築物。となっています。

 

 

 

 

 

設置義務が免除できる場合。

 

旅館やホテル等の二部屋がふすまや障子などでいつでも開けられるもので仕切られている場合。避難経路に近い部屋のみ設置すればよい。

 

 

地下駐車場の駐車スペース、車路は設置義務がありません。

 

避難経路として使用される可能性がある場合は、設置したほうがいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

非常灯の照度

 

 

非常灯を30分間非常点灯させた状態で、白熱灯は床面1ルクス(LED光源、蛍光灯は2ルクス)以上の照度が必要です。

 

 

蛍光灯の場合は、火災時に効率が低下するおそれがあるたあめ2ルクス以上となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電源内蔵型の非常灯

 

 

蓄電池が内蔵された非常灯で、停電が起こり電源が供給されなくなると自動的に非常電源に切り替わり内蔵された電池により点灯する仕組みです。

 

 

単独で非常電源回路になっているので一般屋内配線に従い配線します。耐火規制は受けません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電源別置き型非常灯

 

蓄電池設備を別に用意する必要があり蓄電池のみで非常灯を30分間以上点灯させるには、蓄電池が大きくなるので自家用発電装置と併用する場合が多いいと思います。

 

 

 

蓄電池別置き型の非常灯を使用する場合は、蓄電池から非常灯までの配線が火災で断線すると非常灯が使用できなくなるので耐火ケーブルを使用し耐火措置を施します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す