金属管 支持間隔

 

 

今回は金属管について紹介したいと思います。

 

 

 

金属管工事前に施工条件や施工要領の注意点などを知りたい方や、復習したい方に向けて書いています。

 

後日、金属管工事の動画も投稿しようと思っています。

 

 

 

 

 

 

金属管の用途

 

絶縁電線やケーブルを保護する為の材料です。

 

先に配管を行った後に通線(電線類を通す)するので、後で通しやすいよう規定を守り配管しなくてはいけません。

 

一本の定尺3.66mです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金属管の種類

 

 

 

薄鋼電線管(C管)

 

 

 

肉薄なねじ付きの金属管です。肉厚は1.2mm以上。

 

屋内の露出や隠蔽配管に使用します。

 

 

ちなみにC管のサイズは、外径とほぼ同じになります。

C19の内径は15.9mmとなるので、通線する電線のサイズは注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

厚鋼電線管(G管)

 

 

 

薄鋼電線管に比べ、厚みがあるねじ付きの金属管です。肉厚は2.3mm以上です。

 

外部にも使用できます。

 

G管の場合は内径がサイズとほぼ同じになります。

G16の内径は16.4mmとなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねじなし電線管(E管)

 

 

 

ねじが切られていない(ねじ山がない)金属管です。

 

屋内の露出や隠蔽配管に使用します。

 

管の肉厚が1.2mm以上です。

 

E管のサイズは、外径とほぼ同じとなります。

 

自分は、奇数サイズは外径 偶数サイズは内径と覚えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金属管工事の施工要領

 

 

 

 

 

 

 

金属管内では、電線の接続点を設けてはいけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

低圧屋内配線の使用電圧が300V以下の場合D種接地工事を施します。

 

D種接地工事を施工しなくてもいい場合。

 

管の長さが4m以下の配管で乾燥した場所に施工する場合。

 

 

 

 

 

 

 

 

低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合は、配管にC種接地工事を施します。

しかし、接触防護措置を施す場合は(金属製で配管と電気的に接続する恐れがある接触防護措置ではダメ。)D種接地工事にする事が出来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

交流回路の場合は、1回路の電線全部を同一管内に収めること。

誘導現象によって発火の恐れがあるため。

 

 

 

 

 

 

 

 

コンクリートに埋め込む金属管は、厚さ1.2mm以上のものを使用します。

配管のサイズは、コンクリートの厚さの3分の1以下にする事。

 

 

 

 

 

 

 

 

支持点間隔は2m以下にします。

 

 

 

 

 

 

 

 

金属管を曲げる場合は断面が変形しないようにし、内側の半径が管内径の6倍以上とすること。

やむ得ない場合、管の太さが25mm以下のもので変形ヒビ割れが生じない程度まで小さくする事が出来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

電線管長さが30mを超える場合ボックスを設け、入線作業が難しくならないように計画する。

 

 

 

 

 

 

 

 

ボックス間に3箇所を超える曲がりをつくってはならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

配管内の占積率を32パーセント以下にする。

電線管が直線で短い場合は、占積率48パーセント以下までにする事が出来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

配管に通す電線は電流減少係数を考え、なるべく少なくする。

 

 

 

 

 

可とう電線管類はまた後日紹介しようと思います。

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